鏡優翔の学歴や経歴を紹介!山形県出身で中学生の時に上京!東洋大学で世界一に!

鏡優翔 学歴 経歴

2024年パリオリンピックのレスリング女子76kg級で金メダルを獲得し、日本人女子選手として初めて最重量級の頂点に立った鏡優翔選手

彼女の快挙は、日本レスリング界に新たな歴史を刻みました。

山形県出身の鏡選手は、小学1年生でレスリングを始め、中学生で上京。

その後、高校時代にはインターハイ3連覇を達成し、大学在学中に世界選手権で優勝するなど、着実にキャリアを積み重ねてきました。

今回は、鏡優翔選手の学歴や経歴、レスリングを始めたきっかけなどを詳しく紹介します。

鏡優翔のプロフィール

鏡優翔(かがみ ゆうか)選手の基本情報は以下の通りです。

  • 生年月日:2001年9月14日
  • 出身地:山形県(栃木県で育つ)
  • 身長:167cm
  • 階級:女子フリースタイル76kg級
  • 所属:サントリービバレッジソリューション株式会社(2024年4月から)

鏡優翔選手は、日本の女子レスリング界の新星として注目を集めています。

小学1年生からレスリングを始め、中学生時代にJOCエリートアカデミーに参加するため上京しました。

高校時代には輝かしい成績を収め、大学在学中に世界選手権優勝を果たすなど、若くして世界トップレベルの実力を身につけました。

彼女の特徴は、身体能力の高さと「高速タックル」と呼ばれる独自の技術です。

レスラーとしては比較的身長が高く、筋肉がつきやすい体質を活かし、パワフルな試合運びを得意としています。

また、競技以外では、おしゃれやおいしいものが好きな普通の22歳としての一面も持ち合わせています。

鏡優翔の学歴

鏡優翔選手の学歴について、小学生まで遡って詳しくみていきたいと思います。

出身小学校:雀宮南小学校

鏡優翔画像引用元:スポニチSponichiAnnex

鏡優翔選手は、栃木県宇都宮市にある雀宮南小学校に通っていました。

山形県で生まれた彼女は、小学校入学と同時に家族で栃木県に引っ越しています。

小学1年生の時に「下野サンダーキッズ」というレスリングクラブに参加し、本格的にレスリングを始めました。

父親がレスリング経験者だったこともあり、兄とともにレスリングクラブに通い始めたのです。

小学生時代の鏡選手は、すでにその才能を開花させていました。

小学3年生から6年生にかけて、全国大会で4連覇を達成するという驚異的な成績を残しています。

この成果は、彼女の並外れた才能と努力の結果でした。

興味深いエピソードとして、幼い頃から鏡選手は非常に負けず嫌いな性格だったそうです。

保育園の運動会でのかけっこの時も、お手製のメダルをもらうために1位を目指すような子どもでした。

また、兄のチームメイトの家に遊びに行った際、そこに並んでいた本物のメダルやトロフィーを見て「私も本物のメダルが欲しい!」と強く思ったそうです。

この経験が、彼女のレスリングへの情熱をさらに燃え上がらせたのかもしれません。

出身中学校:北区立稲付中学校

鏡選手の中学生時代は、彼女のレスリングキャリアにおいて重要な転換期となりました。

最初は地元の宇都宮市立雀宮中学校に入学しましたが、中学3年生の時にJOCエリートアカデミーに参加するため上京し、東京都北区立稲付中学校に転校しました。

JOCエリートアカデミーへの参加は、鏡選手の才能が認められた証でもあります。

このプログラムは、オリンピックで活躍するアスリートの土台を築くことを目的としており、鏡選手にとって大きなチャンスでした。

稲付中学校は、JOCエリートアカデミーの拠点である味の素ナショナルトレーニングセンターに最も近い中学校だったため、練習と学業の両立がしやすい環境でした。

中学校時代、鏡選手は70キロ級で3位に入賞し、全国中学校選抜選手権では優勝を果たしています。

これらの成績は、JOCエリートアカデミーでの専門的なトレーニングと、新しい環境での経験が彼女の競技力向上に大きく貢献したことを示しています。

また、この時期は鏡選手にとって競技面だけでなく、精神面でも大きな成長の時期でした。

地元を離れ、新しい環境で生活することは、彼女の自立心と精神力を鍛える良い機会となりました。

全国レベルの選手たちと日々切磋琢磨することで、競争心と向上心も培われたのです。

出身高校:帝京高校

2017年、鏡選手は東京の名門校である帝京高校に入学しました。

この高校は、スポーツ強豪校として知られており、レスリング部も非常に充実した環境を提供していました。

高校時代の鏡選手の最も印象的な成績は、インターハイでの3連覇です。

この偉業は、彼女の圧倒的な実力と高校レスリング界での存在感を示すものでした。

インターハイでの連覇は、彼女の名前を全国に知らしめる大きなきっかけとなりました。

さらに、高校生ながら国際大会でも素晴らしい成績を収めました。

アジア選手権で優勝し、U23世界選手権では2位に入賞しています。

これらの成績は、彼女が高校生の段階で既に世界レベルの実力を持っていたことを示しています。

レスリングの練習や試合で忙しい中でも、鏡選手は学業との両立に努めました。

帝京高校は、アスリートの学業支援にも力を入れており、彼女はこの環境を最大限に活用しました。

高校時代の鏡選手は、練習に対する姿勢も非常に真剣だったと言われています。

チームメイトや先輩、後輩との切磋琢磨を通じて、技術面だけでなく精神面でも大きく成長しました。

この時期に築いた基盤が、後の世界選手権優勝やオリンピック出場権獲得につながっていったのです。

出身大学:東洋大学

鏡優翔画像引用元:東洋大学

鏡選手は2020年に東洋大学の社会学部メディアコミュニケーション学科に進学しました。

東洋大学は、スポーツ選手の育成にも力を入れている大学として知られています。

大学生活では、学業とレスリングの両立に励みました。

社会学部での学びは、彼女の視野を広げ、競技以外の面での成長にも寄与したと考えられます。

大学在学中、鏡選手は競技面で大きな飛躍を遂げました。

特筆すべき成績として、2023年の世界選手権での優勝が挙げられます。

この優勝は、76kg級で20年ぶりに日本人選手が達成した快挙でした。

さらに、大学3年生の時に2024年パリオリンピックの日本代表として出場が内定しました。

これは、彼女の大学生活における最大の成果の一つと言えるでしょう。

東洋大学の充実したトレーニング施設を最大限に活用し、技術と体力の向上に努めた鏡選手。

大学のサポート体制も、彼女の成長に大きく貢献しました。

また、大学の先輩として、後輩レスリング選手の指導や支援にも携わり、リーダーシップスキルの向上にもつながったようです。

大学生活を通じて、競技生活だけでなく、将来のキャリアについても考える機会を得た鏡選手。

2024年3月の卒業後は、サントリービバレッジソリューション株式会社に所属する予定です。

鏡優翔がレスリングを始めたきっかけは?

鏡優翔選手がレスリングを始めたきっかけには、主に家族の影響が大きく関わっています。

まず、鏡選手の父親である鏡師博さんは、自衛隊員でありレスリングの経験者でした。

自衛隊レスリング大会で3位に入賞した実績もあり、レスリング審判の資格も持っていたそうです。

このような父親の背景が、優翔選手がレスリングに興味を持つきっかけの一つとなりました。

また、鏡選手の兄である鏡隼翔さんも、レスリングを行っていました

小学6年生の時に全国大会で3位に入賞するなど、優れた実績を持っていました。

兄の活躍を見て、優翔選手もレスリングに興味を持ったと考えられます。

小学1年生の時に、栃木県宇都宮市に引っ越し、「下野サンダーキッズ」というレスリングクラブに参加したことが、鏡選手のレスリングキャリアの始まりとなりました。

興味深いのは、鏡選手がレスリングを始めた当初からタックルで相手を倒すことに魅力を感じていたという点です。

「昔からタックルで勝ってきたので、タックルでしか勝てないと思っている」と本人が語っているように、この技への興味が彼女のレスリングスタイルの基礎となりました。

さらに、幼い頃から負けず嫌いな性格だったという鏡選手。

保育園の運動会でのかけっこでも1位を目指すなど、競争心が強かったことも、レスリングという競技に惹かれた理由の一つかもしれません。

このように、鏡優翔選手がレスリングを始めたきっかけは、家族の影響、特に父親と兄の存在が大きく、そこに彼女自身の競争心やタックルへの興味が加わって、レスリング選手としての道を歩み始めたのです。

鏡優翔のレスリングの経歴

 

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鏡優翔選手のレスリングの経歴は、小学生時代から始まり、着実にステップアップしていきました。

  • 小学生時代
    ・小学1年生の時に栃木県宇都宮市に引っ越し、「下野サンダーキッズ」でレスリングを開始。
    ・小学3年生から6年生にかけて全国大会で4連覇を達成。
  • 中学生時代
    ・最初は宇都宮市立雀宮中学校に通う。
    ・JOCエリートアカデミーに参加するため、東京都北区立稲付中学校に転校。
    ・70キロ級で3位に入賞し、全国中学校選抜選手権では優勝。
  • 高校時代
    ・東京の帝京高校に進学。
    ・インターハイで3連覇を達成。
    ・アジア選手権で優勝し、U23世界選手権では2位に入賞。
  • 大学時代
    ・2020年に東洋大学の社会学部メディアコミュニケーション学科に進学。
    ・2023年の世界選手権で76kg級を制し、20年ぶりに日本人選手として優勝。
    ・この優勝により、2024年パリオリンピックの日本代表として出場が内定。
  • オリンピック
    ・2024年パリオリンピックで、レスリング女子76kg級で金メダルを獲得。
    ・この金メダルは、女子最重量級で日本選手初の快挙となった。

鏡選手は小学1年生からレスリングを始め、一貫して「タックル」を武器に戦ってきました

特に大学時代には「高速タックル」を磨き上げ、世界選手権やオリンピックでの優勝につなげました。

彼女の経歴は、日本のレスリング界に新たな歴史を刻むものとなっています。

まとめ

以上が、鏡優翔選手の学歴と経歴について詳しく紹介してきました。最後に簡単にまとめたいと思います。

  • 山形県出身で、小学校入学と同時に栃木県に引っ越し
  • 小学1年生でレスリングを始め、全国大会で4連覇を達成
  • 中学3年生でJOCエリートアカデミーに参加するため上京
  • 高校時代にインターハイ3連覇を果たし、国際大会でも活躍
  • 東洋大学在学中に世界選手権で優勝し、オリンピック出場権を獲得
  • 2024年パリオリンピックで女子最重量級初の金メダルを獲得

鏡優翔選手の経歴は、努力と才能が見事に結実した素晴らしい軌跡と言えるでしょう。

小学生の頃から培ってきた「タックル」を武器に、高校時代には国内の頂点に立ち、大学時代には世界の舞台で輝きました。

そして、ついにオリンピックの最高峰で金メダルを手にすることで、日本レスリング界に新たな歴史を刻みました。

彼女の成功の背景には、家族の支援や恵まれた練習環境、そして何より彼女自身の強い意志と努力があったことは間違いありません。

幼い頃からの負けず嫌いな性格や、メダルへの憧れが、彼女を世界一の座へと導いたのかもしれません。

鏡選手の活躍は、多くの若い選手たちに夢と希望を与えるものとなりました。

今後も彼女の更なる成長と活躍が期待されると同時に、彼女に続く新たなスター選手の誕生にも注目が集まることでしょう。