デンマーク・ブレンビーIFで、公式戦11ゴール10アシストと今季大ブレイクした鈴木唯人選手。その市場価値は、たった1シーズンで1.5億円から10億円へ跳ね上がったと報じられました。
さらに2024年6月には、2年ぶりにA代表に招集され、森保ジャパンの新戦力としての期待も高まっています。
今注目度No.1の鈴木唯人選手のことを、もっと知っておきたいというサッカーファンも多いのではないでしょうか。
- 「鈴木唯人選手のプレースタイルの特徴は?」
- 「鈴木唯人選手のポジションはどこ?」
- 「そもそも鈴木唯人選手はどんな選手なの?」
今回は、サッカーファンが気になる、鈴木唯人選手のプレースタイルの特徴を分析していきます。さらに、得意とするポジションや、Jリーグでの成績、プロフィールなどの基本情報も紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事を読めば、鈴木唯人選手の今後の動向から目が離せなくなるはずです。
Contents
鈴木唯人のプレースタイルの特徴
画像引用元:FOOTBALL ZONE
ここでは、鈴木唯人選手のプレースタイルの特徴を分析していきます。
まずは、清水エスパルスと、デンマーク・ブレンビーIFでのプレー集をみてみましょう。
高い技術をもった「万能アタッカー」と評される鈴木唯人選手のプレーには、ポジショニングからトラップ、パス、シュートといった一連の流れに目を奪われてしまいます。
その中でも注目したいプレーは以下の3つです。
- 繊細かつダイナミックなドリブル
- 巧みなファーストタッチ
- テクニカルなシュートセンス
一つ一つを解説していくので、鈴木唯人選手のプレーを見るときの参考にしてみてください、
繊細かつダイナミックなドリブル
まず注目して欲しいのは、ドリブル中の姿勢です。体幹がしっかりしているため、まったく体の軸がブレません。この姿勢の良さがドリブルの土台となっています。
そして、観る人を魅了するのが、緩急をつけたドリブル。細かく繊細なボールタッチと身体を大きく使ったダイナミックな動きで一気に相手DFを置き去りにしていきます。
個で局面を打開できるドリブル突破は「鈴木唯人選手にボールが渡れば何かが起きる!」という期待を持たせてくれます。
巧みなファーストタッチ
思わず「上手い!」と声が出てしまう、鈴木唯人選手の巧みなファーストタッチ。
ボールを受ける直前に、相手選手の位置と空いているスペースの両方を瞬時に把握。そして、ファーストタッチで、相手がボールに触ることができない絶妙な位置へボールを運びます。
また、相手ゴールを背にしてボールを受けたときの「ファーストタッチ&ターン」も秀逸です。
まるで背中に目がついているかのような空間認知能力を発揮。一瞬のターンで前を向き、スルスルと相手マークをかわしていきます。
前を向いてボールを受けてくれる、ファーストタッチ&ターンは、チームに攻撃のスイッチを入れてくれます。
テクニカルなシュートセンス
鈴木唯人選手の利き足は右足にもかかわらず、左足でゴールネットを揺らすシーンが数多くあります。左右どちらの足でも精度の高い強烈なシュートを打てることで、フィニッシュシーンのバリエーションを広げています。
さらに、注目したいのは、ペナルティーエリア内での シュートテクニックです。
GKとの1対1でも慌てることなく冷静にゴールに流しこむループシュートや、「このタイミングで打つのか!?」と驚かされる、独特なリズムで放たれるシュートに、鈴木唯人選手独自のシュートセンスを感じます。
鈴木唯人のポジションは?
画像引用元:FOOTBALL ZONE
鈴木唯人選手のポジションは「攻撃的MF(ミッドフィルダー)」です。
さらに、ポジションを細分化すると、以下の3つに分けられます。
- トップ下
- インサイドハーフ
- シャドー
どれもフォワードから1列下に位置するポジションになり、チームがどのフォーメーションを選択するかによって、ポジション名が変わります。
システムが“4-2-3-1”であれば「トップ下」、“4-1-4-1”であれば「インサイドハーフ」、“3-4-3”であれば「シャドー」と呼ばれる のが一般的です。
現在所属するデンマーク・ブレンビーIFでは、主にインサイドハーフとしてプレーし、今シーズン、「公式戦出場31試合で11ゴール10アシスト」を記録しています。
インサイドハーフのポジションでキャリアハイとなる結果を残せたことは、鈴木唯人選手にとって、大きな自信になったのではないでしょうか。
鈴木唯人選手が躍動した、2023-2024年シーズンハイライト動画がこちらになります。
高い得点能力だけでなく、試合状況を見極める判断能力や、視野の広さを生かしたゲームメイク力を発揮しているのがわかります。
点に絡む仕事が求められる、「インサイドハーフ」にふさわしい活躍と結果を残した、素晴らしいシーズンになりましたね。
鈴木唯人の清水エスパルスでの成績
画像引用元:LIFE
鈴木唯人選手の、清水エスパルスでの成績は以下の通りです。
シーズン | 公式戦出場数 | 公式戦得点数 | 公式戦アシスト数 |
2020年 | 32試合 | 0得点 | 2アシスト |
2021年 | 37試合 | 3得点 | 0アシスト |
2022年 | 24試合 | 3得点 | 2アシスト |
2023年 | 3試合 | 1得点 | 1アシスト |
市立船橋高校卒業後の2020年に清水エスパルスに入団した鈴木唯人選手は、第2節で早くもスタメンの座を勝ち取り、ルーキーイヤーながら公式戦32試合に出場しました。
スタメンに定着した2年目は、J1初ゴールを決めるなど清水エスパルスの攻撃をけん引します。
加入3年目となった2022年シーズンは開幕から2試合連続ゴールを記録。シーズンを通しチームの主力として活躍するものの、波に乗り切れないチームはリーグ17位に沈み、J2降格となってしまいます。
2023年1月、リーグ・アンのRCストラスブールに移籍する際には、清水エスパルスのチームメイトでもある、元日本代表の乾貴士選手が空港まで見送りに駆けつけています。
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鈴木唯人選手と乾貴士選手は、清水エスパルスで一緒にプレーした期間は短かったものの、ピッチ内外で過ごす時間が長く、とても仲がよかったようです。
スペインのリーガ・エスパニョーラで、日本人史上初となる100試合出場を達成した乾貴士選手。その技術や経験を肌で感じれたことは、鈴木唯人選手のサッカー人生にとって大きな刺激になったに違いありません。
鈴木唯人はどんな選手?
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北中米W杯アジア2次予選に挑む日本代表に招集され、森保ジャパンの新戦力として注目を集める鈴木唯人選手は、いったいどんな選手なのでしょうか。
ここでは、鈴木唯人選手のプロフィールと経歴を紹介していきます。
これから日本代表の中心選手となっていく鈴木唯人選手の基本情報を、今のうちに押さえておきましょう。
プロフィール
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鈴木唯人選手のプロフィールは、以下の通りです。
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経歴
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2歳上の兄の影響でサッカーを始め、小学校3年生からは「横浜F・マリノスプライマリー追浜」でプレーします。
ジュニアユースへの昇格が叶わなかった中学生時代は、地元「葉山中学校サッカー部」でのプレーを選択。地域の選抜チームに選ばれる活躍をみせ、目標としていた「市立船橋高校サッカー部」への入部を勝ち取りました。
市立船橋高校では、2年生から徐々に試合への出場機会を増やしていき、日本高校サッカー選抜や、U-18日本代表に選ばれるなど、一気に頭角を表します。
3年生になると、エースナンバー10番を託され、全国高等学校サッカー選手権に出場。フォワードとしてプレーするも2回戦で敗退し、高校サッカー生活に幕を下ろしました。
2020年にJ1「清水エスパルス」に入団。ルーキーイヤーながら、34試合中30試合に出場し、トップ下としての存在感を発揮します。
2021年シーズンもチームの主力として活躍し、昨シーズン奪えなかったJ1初ゴールも記録します。翌2022年も2戦連続ゴールを決めるなど、攻撃をけん引するものの、チームはJ2降格となりました。
2023年1月、リーグ・アンの「RCストラスブール」へ、買取オプション付きの期限付き移籍で加入。リーグ初出場で初ゴールを決めるも、在籍した半年間で、リーグ・アンわずか3試合の出場にとどまり、同年7月に清水エスパルスへの復帰が発表されます。
清水エスパルス復帰の翌月には、再び海外挑戦を決断。デンマーク・スーペルリーガの「ブレンビーIF」に4年契約で加入します。
2023-2024年シーズンは、自身のキャリアハイとなる公式戦11得点10アシストをマーク。優勝争いを続けるチームに大きく貢献しました。
日本代表としては、2022年にA代表初選出。
2024年6月、2026年北中米W杯アジア2次予選に招集され、A代表初出場を果たしました。
プレミアリーグ・アーセナル所属の冨安健洋選手は、鈴木唯人選手のポテンシャルの高さを賞賛しています。
「唯人の性格的にオープンですし、いろんな選手と喋っているなという印象はあって、それは僕ともそうですし、ピッチ外だけじゃなくピッチ内で、対戦相手として紅白戦とかでやるときでも、『俺的には嫌だよ』という話をしたりだとか、そういうコミュニケーションは取れています。見てわかるように、かなりポテンシャルが高いと思うので。ボール触ってナンボな選手だと思いますし、できるだけ見てあげたいなというふうに思っています」
引用:Yahoo!ニュース
海外でプレーする先輩にも臆さず要求する強いメンタリティーは、日本代表に新しい風を吹き込んでくれそうですね。
鈴木唯人のプレーに世間の反応は?
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繊細かつダイナミックなドリブル、巧みなファーストタッチ、テクニカルなシュートセンス。
鈴木唯人選手のプレーを目にした、サッカーファンの反応はどうでしょうか。
Xに投稿されたコメントを見ていきましょう。
鈴木唯人、2ゴールともワールドクラスのミドル。シュートには綺麗に体重が乗っていて美しい。彼の脚の動きはちょっと日本人離れしている印象。ドリブルもベイルみたいな迫力がある。 https://t.co/4ci412bdvl
— 中村洋太 (@yota1029) April 22, 2024
鈴木唯人なかなかいい。
ボール運べる、ポストプレーできる、キープできる、ドリブルうまい、体もつよい、負けん気も強い、パスうまい、シュート上手い、ポジショニング良い。判断もいい。プレーに余裕がある。— Ryohei Morita (@moritatategu) April 22, 2024
あんまり日本の選手について喋る事ないけど、鈴木唯人はガチで楽しみにしてる。
前も言ったかもだけど、決定力高くてドリブルや足下の技術も高くてポジショニングも上手い。
イスタンブールではそこまで出してもらえなくて、今のブレンビーもデンマークだからそこまで追えてないけど、期待は大きい— 👍ナー (@Arsenal_f4nn) April 22, 2024
今の鈴木唯人はヤバい。トラップも反転シュートもパーフェクト⚽ #鈴木唯人 #u23 #u21
— だっくパパ (@_duck) June 12, 2022
何度でも言うけど鈴木唯人は本物。シュート、パス、ポジショニング、判断、総合的に能力が高い。同い年の久保より優れてる面もあってドリブル、ターン、推進力は本当に素晴らしい。鈴木唯人真ん中の右に久保置いた布陣がA代表でもみたい
— Sy4ck / しゃく (@Nukegalla) March 17, 2024
「万能型のアタッカー」と評されるだけあり、パスやシュート、トラップ、ポジショニングなど、攻撃に関するあらゆるプレーが、サッカーファンを魅了しているのが分かります。
今後、A代表への定着や、欧州5大リーグへの移籍を実現させていくことで、鈴木唯人選手のプレーに釘付けになる人がますます増えていくでしょう。
まとめ
今回は、鈴木唯人選手のプレースタイルの特徴を分析し、さらに、ポジションや清水エスパルスでの成績、プロフィールなどの経歴も紹介してきました。
この記事のまとめは、以下の通りです。
- 鈴木唯人選手のプレースタイルの特徴:ファーストタッチ&ターン/巧みなファーストタッチ/テクニカルなシュートセンス
- 鈴木唯人選手のポジション:攻撃的MF(トップ下/インサイドハーフ/シャドー)
- 鈴木唯人選手の清水エスパルスでの成績:公式戦96試合出場/6得点/5アシスト
- 鈴木唯人選手のプレーに世間の反応:パスやシュート、トラップ、ポジショニングなど、攻撃に関するあらゆるプレーが、サッカーファンを魅了している
“唯人”という名前から「他の誰とも被らない、唯一のプレースタイルを持ちたい」と、たびたび口にする鈴木唯人選手。
欧州5大リーグへの移籍や、ビッグクラブへの移籍、W杯での活躍など、さらなるステップアップを繰り返し、「唯一無二のプレースタイル」を確立してほしいですね。
今後も鈴木唯人選手のプレーから、目が離せそうにありません。