キックボクシング界の“神童”として知られる那須川天心選手は、2022年にプロボクサーに転向し、現在、ボクシング世界ランキング3位と、世界チャンピオンに手が届くまでの成長を遂げています。
そんな、那須川天心選手の格闘技人生を支えているのが家族の存在です。
父親は元サッカー選手で、現在は「TEPPEN GYM」の会長として那須川天心選手を支え、母親はジムの運営をサポートをしています。
また、ふたりの妹は格闘技や他の分野で才能を発揮。弟・那須川龍心選手も格闘家として頭角をあらわし始めています。
また、那須川家は家族全員が積極的にSNSを活用しているため、その家族仲の良さが気になっていたという方も多いはずです。
今回は、那須川天心選手の家族構成や、家族とのエピソードを詳しくご紹介します。
家族の絆と支えが、彼をどのように強くしてきたのか、その裏側を探っていきましょう。
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那須川天心は4人兄弟の6人家族
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那須川天心選手の家族構成は以下の通りです。
- 父親:那須川弘幸(なすかわひろゆき)
- 母親:那須川由美子(なすかわゆみこ)
- 長男:那須川天心
- 長女:那須川寧々(なすかわねね)
- 次女:那須川梨々(なすかわりり)
- 次男:那須川龍心(なすかわりゅうじん)
那須川天心選手の家族は、両親と妹2人、弟1人を含む6人家族です。
1998年8月18日、千葉県松戸市で那須川天心選手が誕生しました。彼は、那須川家の長男として、幼少期から家族の支えを受けながら成長してきました。
父・弘幸さんが命名した“天心”という名前の由来は “天に心を持て”。
「天のような大きな心を持ち、感謝の気持ちを持ってほしい」という願いが込められているそうです。
そんな那須川天心選手の格闘技の原点は、5歳で始めた極真空手。
最初は嫌々稽古に通い、道場から逃げ出すこともしばしば。
しかし、幼稚園の時に初めて出場した大会で負けたことが、那須川天心選手の“負けず嫌い”に火をつけ、そこから格闘技漬けの生活が始まりました。
ちなみに、那須川家は家族仲がいいことでも知られており、過去には家族でバラエティー番組に出演したこともあります。
#那須川天心 選手出演情報!
明日25日放送の #ジャンクSPORTS で那須川天心が家族で爆買い!さらに「RIZIN.28」でリングアナを務めた #中川翔子 が案内人として登場♀️
お見逃しなく!ジャンクSPORTS
7月25日(日) 19:00~#フジテレビ 系列で放送@TeppenTenshin pic.twitter.com/j87U2XoZsj— フジテレビRIZIN (@fujitvRIZIN) July 24, 2021
この家族仲の良さが、“神童”と呼ばれる那須川天心選手の格闘技人生を支えてきたといえるでしょう。
那須川天心の父親はどんな人?
https://www.instagram.com/p/CLnygFDB7rJ/?igsh=MXkxYnducThmcmlpOA==
ここでは、那須川天心選手の父親について深掘りしていきます。
父・弘幸さんのプロフィール、スポーツ経歴、職業をみていきましょう。
父親:那須川弘幸さんのプロフィール
那須川天心選手の父親、弘幸さんのプロフィールは以下の通りです。
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父・弘幸さんが通っていた足立学園高校は、東京足立区にある中高一貫の男子校で、「文武両道」を掲げた教育方針で知られています。
厳しい練習と勉学を両立させた日々は、現在の彼の信念や指導者としての哲学にも強い影響を与えたとされています。
那須川弘幸さんは元サッカー選手
父・弘幸さんは元サッカー選手で、中学生時代には全国制覇の経験を持ちます。
その後進学した足立学園高校(東京)では、MF(ミッドフィルダー)として活躍。
しかし、その年代で全国高校サッカー選手権東京予選を制したのは、北澤豪さん(元・日本代表MF)が所属する修徳高校でした。
プロ入りを目指した父・弘幸さんでしたが、その夢はあと一歩のところで叶わなかったようです。
僕は高校時代、サッカーでプロまであと一歩のところでくじけてしまった人間なんです。(父・那須川弘幸)
引用:スポーツ報知
幼少期の那須川天心選手と、次男・龍心さんは、格闘技を始める前にサッカーをしてました。
もしかすると、父・弘幸さんのなかには、サッカーで叶えることができなかった夢を、息子たちに託すという選択肢もあったのかもしれません。
那須川弘幸さんはキックボクシングジムの会長
父・弘幸さんは、キックボクシングジム「TEPPEN GYM」の会長を務めています。
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格闘技経験のなかった父・弘幸さんですが、内装業の職人をやりながら、独学で格闘技を学び、2011年に「TEAM TEPPEN」を立ち上げます。
その後、2016年に立ち上げたのが自身が会長を務める「TEPPEN GYM」です。
TEPPEN GYMの設備は、チャンピオンを目指す選手たちが使う、サンドバッグやリングがあるだけでなく、フィットネス利用者が使うための、各種トレーニングマシンやシャワールームも備えています。
全ての会員が「ジムにいかなくちゃ!」と思える空間、そして、目標に向かってチーム一丸となって頑張れる空間を作ることが、那須川弘幸会長が描くTEPPEN GYMのビジョンです。
また、父・弘幸さんは会長を務めながら、自らもトレーナーとして選手育成を行なっています。
格闘技経験ゼロながら、プロ格闘家のトレーナーを務める父・弘幸さんの身体能力の高さには驚きです。
那須川天心の母親はどんな人?
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ここでは、那須川天心選手の母親について深掘りしていきます。
母・由美子さんのプロフィールと職業をみていきましょう。
母親:那須川由美子さんのプロフィール
那須川天心選手の母親、由美子さんのプロフィールは以下の通りです。
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那須川家のSNSにたびたび登場する母・由美子さんには、「若い!」、「美人!」、「かわいい!」といったコメントが多く寄せられています。
那須川由美子さんの職業は?
母・由美子さんは、TEPEEN GYMのサポート業務をしています。
主にジムのプロモーション活動をしたり、オンラインショップの窓口を担当したりしているようです。
【#TEPPENチャレンジ 74日目】
お待たせしました天心の母・由美子さんのチャレンジ
ちまたで話題の『ストレッチバトル』
対戦者募集中#那須川由美子#コロナに負けない#おうちジム pic.twitter.com/jpI5tISM3L— TEPPEN GYM (@TeppenGym) June 13, 2020
那須川天心選手は、年中無休で働き那須川家を支えている母・由美子さんに、感謝の想いを伝えています。
最も過酷な仕事は「母親」だと思います
休みもなければ 自由も無い
年中無休で働き 報酬は0に近い
弱音を吐いているところも 見た事がない
産んでくれて ありがとう
誕生日 おめでとう✌️#Lv45 #愛をありがとう pic.twitter.com/iKmswqqLOW— 那須川 天心 (@TeppenTenshin) February 5, 2020
いつまでも仲良く、感謝の気持ちを伝えられる関係性は、理想の親子像と言えるのではないでしょうか。
那須川天心の兄弟は?
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ここでは、那須川天心選手の兄弟を紹介していきます。
さまざまな分野で活躍する、妹・寧々さんと梨々さん、弟・龍心さんのキャリアに注目しながらみていきましょう。
長女:那須川寧々は元格闘家でデザイナー
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長女・那須川寧々さんのプロフィールは以下の通りです。
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幼少期に空手経験のある長女・寧々さんは、現在、ゲーミングシューズブランド「R.O.S」のデザイナーをしています。
デザインさせていただきました是非見てみてください✌️ https://t.co/mIw5fQ5wVx
— 那須川 寧々 (@NeneNasukawa) October 4, 2020
また、2024年2月18日に投稿された自身のInstagramでは、元キックボクサーの風音(かざね)さんと共に、居酒屋「猿松」をオープンさせたことを公表しました。
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千葉県柏市にある猿松は、風音さんと長女・寧々さんとの共同経営のようです。
TEPPEN GYMでは風音さんの格闘技生活を支えてきた長女・寧々さん。彼女の新たな挑戦が始まっています。
那須川梨々は元プロキックボクサー
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次女・那須川梨々さんのプロフィールは以下の通りです。
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次女・梨々さんは、TEAM TEPPENに所属していた元プロキックボクサーです。
幼少期からキックボクシングを始めた次女・梨々さんは、ジュニアキックボクシングで数々のタイトルを獲得。アマチュアでは、30勝3敗の成績をほこります。
その後、高校1年生のときにプロへ転向し「RISE 125」でプロデビューを果たしました。
プロでの戦績は2勝2敗。2019年の試合を最後にリングへは上がっていません。
現在、次女・梨々さんは、人気レディースアパレルブランド「X-girl」のショップスタッフとして働いています。
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プロ格闘家とはまったく違う業界ですが、きっとこれも次女・梨々さんがやってみたかったことだったのでしょう。
ファッション業界でイキイキと働く、梨々さんの姿に注目です。
次男:那須川龍心は現役キックボクサー
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次男・那須川龍心さんは現役のキックボクサーです。
那須川龍真さんのプロフィールは以下の通りです。
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次男・龍心さんは、那須川天心選手と同じく幼少期からキックボクシングを学び、数々のアマチュア大会で優勝を飾ってきました。
15歳となった2022年には「RISE」でプロデビュー。その後、プロキックボクサーとして12戦のキャリアを積み、2023年12月31日に「RIZIN」で総合格闘技デビューを果たします。
RIZINは、今最も勢いのある国内最高峰の格闘技イベントです。
総合格闘家の朝倉兄弟や、堀口恭司選手の参戦で多くの格闘技ファンの注目を集め、2022年に行われた「那須川天心VS武尊」の興行収入は50億円を超えたと報道されました。
RIZINデビューにより「那須川龍心」の名を全国に広めたことで、格闘家としての注目度が一気に高まっています。
那須川家の教育方針は?
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“神童”と言われる那須川天心選手を育てた、那須川家の教育方針は「結果を出すための過程を大切にする」こと。そして、「一緒に成長する」こと。
父・弘幸さんは、心技体のバランスを整えるための環境を子供たちに与え、子供たちと一緒にその道を歩んできました。
そもそも、那須川天心選手が幼少期に空手を始めたきっかけは、「礼儀を身につけるため」という父・弘幸さんのすすめによるものでした。
言って聞かせるのではなく、環境を変えて身をもって体験する。これが、那須川家の流儀になっていたようです。
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その教育方針は、那須川天心選手がプロ格闘家になったあとも変わりません。
2022年に起きた“史上最大の親子喧嘩”もその一つです。
TEPPEN GYMに所属する、風音(かざね)選手のハングリー精神溢れる努力に感銘を受けていた父・弘幸さん。
その風音選手に対し、那須川天心選手が「全然(余裕で)勝てるよ」と言葉を発したことが発端となり、同門のふたりをマッチメイクします。
さらに、父・弘幸さんは那須川天心選手を突き放し、風音選手のセコンドに入ったのです。
「いくら息子だろうと関係ない。負けないファイターなんていない。『お前が言っていることは100%正しくない』と言ってやりたい」
引用:Number Web
実は父・弘幸さんは、この3年ほど前から判定決着が多くなってきた那須川天心選手の戦い方に大きな変化を感じていました。
そして、ファイターとしてリスクを取らなくなった息子を突き放すことで、那須川天心選手本来の精神を取り戻すきっかけを作ったのです。
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父・弘幸さんが高校時代所属していた足立学園高校サッカー部のモットーは「威風堂々」。
威風堂々は「態度や雰囲気に威厳が満ち溢れた立派なさま」を表す言葉です。
本気で結果を求めることがその過程を決定する。その過程の内容が成長度を決定する。高校年代は選手として完成しない。将来を見据えた時、この年代で獲得しておかなければならないもっとも重要なことは、どうすれば成長できるかというコツを掴むこと。七転八倒しながらこれを獲得する、この経験が後々物を言う。その教材としてサッカーという競技は抜群に面白い。泣いたり笑ったりしながら一緒に成長しましょう。
引用:足立高等学校ホームページ
「結果を出すための過程を大切にする」、「一緒に成長する」という那須川家の教育方針は、父・弘幸さんが身をもって体験してきたことだったのではないでしょうか。
まとめ
今回は、那須川天心選手の家族構成や、家族とのエピソードを詳しく紹介してきました。
この記事のまとめは以下の通りです。
- 家族構成:父親、母親、長男(那須川天心)、長女、次女、次男の6人家族
- 父親:那須川弘幸さん 54歳 / 足立学園高校サッカー部でMFとして活躍 / 職業はキックボクシングジム「TEPPEN GYM」の会長
- ・母親:那須川由美子さん49歳 / TEPPEN GYMのサポート業務を担当
- 長女:那須川寧々さん25歳 / ゲーミングシューズブランド「G.O.S」のデザイナー / 元キックボクサーの風音さんと居酒屋“猿松”を経営
- 次女:那須川梨々さん22歳 / 元キックボクサー / アマチュア戦績30勝3敗、プロ戦績2勝2敗 / 現在はレディースアパレルブランド「X-gi-l」のショップスタッフ
- 次男:那須川龍心さん18歳 / 現役プロキックボクサー / 15歳のとき「RISE」でプロデビュー、2022年に「RIZIN」で総合格闘技デビュー
- 那須川家の教育方針:「結果を出すための過程を大切にする」、「一緒に成長する」
格闘技を介して家族の絆を作り上げてきた那須川家は、それぞれが発信するSNSからも家族仲の良さが伝わってきます。
これからも那須川家が一丸となり、プロボクサーに転身した那須川天心選手の挑戦をサポートしていくことでしょう。