長友佑都選手は、外国選手にも当たり負けしない体幹の強さと、無尽蔵のスタミナを武器に、海外のビッグクラブで活躍してきました。2024年3月には、日本代表に返り咲いた、日本サッカー界のレジェンドです。
そこで、サッカーファンが気になるのは、長友佑都選手の年棒や、市場価値ではないでしょうか。
この記事では、これまでの年俸推移や、移籍金、市場価値までを徹底解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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2024年、長友佑都の年俸はいくら?
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2024年、FC東京に所属する長友佑都選手の年俸は1億4000万といわれています。
現在、日本人Jリーガーの年俸上位は、大迫勇也選手をはじめとするヴィッセル神戸の選手が独占。その中で、長友佑都選手の年俸は、セレッソ大阪に所属する香川真司選手と並んで、日本人5位というトップクラスの金額です。
37歳という年齢ながら、日本代表に返り咲いたベテランがチームにもたらす影響力は、まだまだ大きいといえるでしょう。
長友佑都のデビューからの年俸推移
長友佑都選手は2008年に明治大学在学中にFC東京でデビュー。
その後は、チェゼーナ、インテル、ガラタサライ、マルセイユと、欧州の名門チームでプレーし、2021年にFC東京へ復帰しています。
2008年、FC東京入団時の年俸は300万円です。その後の活躍により、長友佑都選手の年俸はどのように推移していったのでしょうか。
各クラブチームでの活躍を交えながら、年俸を紹介していきます。
FC東京
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日本代表選手の
あの頃をプレイバック📸✨
\2008年に #FC東京 でJリーグデビューを果たした #長友佑都 選手💙❤️
貴重な当時の
写真を大公開🤳✨@fctokyoofficial @YutoNagatomo5 #Jリーグ pic.twitter.com/vd4B5skf1q— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) June 26, 2018
Jリーグデビューから3シーズン所属した、FC東京での年俸は以下の通りです。
シーズン | 年俸 |
2008年 | 300万円 |
2009年 | 2,000万円 |
2010年 | 2,500万円 |
2008年に明治大学サッカー部を退部し、FC東京と正式契約しました。
同年5月には、日本代表に初選出されたこともあり、2年目からの年俸は一気にアップしています。
また2010年には、南アフリカW杯で4試合に出場。日本のベスト16に大きく貢献したことがスカウトの目にとまり、セリエA「チェゼーナ」からのオファーを獲得しました。
チェゼーナ
チェゼーナが脱税、長友の取引も悪用か https://t.co/YuatGgJtQi #gekisaka pic.twitter.com/3mzpf77B55
— ゲキサカ (@gekisaka) January 9, 2016
インテル移籍のきっかけとなった、チェゼーナ(イタリア)の年俸は以下の通りです。
シーズン | 年俸 |
2010-2011年 | 55万ユーロ(約7,300万円) |
欧州主要リーグへの移籍ということもあり、年俸は大幅にアップしています。
買取オプション付きのレンタル移籍でチェゼーナに移籍した長友佑都選手は、開幕戦からスタメンで出場。日本代表招集でチームを離れる第17節まで、フィールドプレイヤーでただ一人、フル出場しました。
チームでの活躍が認められた長友佑都選手は、2011年1月31日にチェゼナーへの完全移籍が成立します。そして驚くべきは、その日のうちにインテルへの移籍が成立したことです。
長友佑都選手は、約63億円ともいわれる移籍金をチェゼーナに残し、イタリアのビッグクラブ「インテルミラノ」へ活躍の舞台を移します。
インテル
いんすた
キャリア全盛期ともいえるシーズンを過ごした、インテルでの年俸は以下の通りです。
シーズン | 年俸 |
2011-2012年 | 55万ユーロ(約7,300万円) |
2012-2016年 | 148万ユーロ(約1億9,500万円 |
2016-2018年 | 130万ユーロ(約1億7,000万円) |
チーム適応が難しいとされているシーズン途中の移籍でしたが、すぐにレギュラーに定着しました。その活躍が認められ、移籍翌シーズンからの年俸がチェゼーナ時代の2倍以上にアップしています。
長友佑都選手は、インテルで約7年間プレー。公式戦通算210試合に出場し、11ゴールを記録しました。
2014-2015年のシーズンでは副キャプテンを任され、チームを牽引。サッカーに取り組むプロフェッショナルな姿勢は、チームメイトに大きな影響を与えていました。
インテルでルームメイトだった、アンドレア・ラノッキアも、長友佑都選手を称賛しています。
「やらなければいけないことに彼は100%で臨む。ユウトは本当にいつもあらゆるディテールをケアしていたよ。ピッチでの練習からジムトレーニング、ストレッチ、食事までね。」
引用:SOCCER DIGEST Web
2015-2016年以降のシーズンでは、放出リストに名前があがりながらも、何度もインテル残留を勝ち取ってきました。しかし、最終的には出場機会が激減し、ガラタサライへの移籍を決断します。
ガラタサライ
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出場機会を求め、移籍したガラタサライでの年俸は以下の通りです。
シーズン | 年俸 |
2018-2020年 | 235万ユーロ(約3億1,000万円) |
所属した2シーズンの年俸は、いずれも約3億1000万円。インテル時代より年俸がアップしていることに、意外だと感じる方も多いのではないでしょうか。
移籍後、まもなくスタメンに定着した長友佑都選手は、ガラタサライのリーグ2連覇に大きく貢献し、完全移籍を勝ち取りました。
しかしその後、ガラタサライが若手主体のチーム作りに方針を変更したことに加え、外国人選手の人数規定もあり、登録メンバーから外されてしまいます。
ガラタサライでの最終シーズンは、登録メンバーを外されたこともあり、1億2000万円分の報酬を受け取らなかったことが報道されています。
「これからガラタサライのユニフォームを着ることができないのは残念だが、プロ生活はこういうもの。練習に参加するだけで、受け取る資格のないお金を受け取ろうとは思わない」
最後の練習では、長友佑都選手が涙を流したというエピソードもあり、ガラタサライへの強いクラブ愛を感じることができます。
マルセイユ
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新たな挑戦の場として選んだ、マルセイユでの年俸は以下の通りです。
シーズン | 年俸 |
2020-2021年 | 27万ユーロ(約3,600万円) |
ガラタサライ時代から、大きく年俸は下がってしまいましたが、マルセイユへの移籍は、長友佑都選手にとって、運命的なものだったようです。
「もしかしたらあの点を見て僕にオファーが来るかと、当時一瞬だけ想像した。13年たって本当にオファーをもらえて、鳥肌が立った」
引用:サンスポ
マルセイユ加入当初は試合勘が鈍っていたこともあり、なかなか結果を残すことができませんでした。その後は、徐々に本来のパフォーマンスを取り戻した長友佑都選手でしたが、クラブからの評価を得ることができず、公式戦29試合出場1アシストという結果で、マルセイユを退団しています。
FC東京
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2021年、古巣のFC東京に復帰した後の年俸は以下の通りです。
シーズン | 年俸 |
2021年 | 不明 |
2022年 | 9,000万円 |
2023年 | 1億5,000万円 |
2024年 | 1億4,000万円 |
ヴィッセル神戸は、2億円のオファーを出していると報道されるなか、最終的には、FC東京復帰を決断。長友佑都選手のFC東京に対する熱い思いが感じ取れます。
「国内外を含めて僕に興味を持ってもらい、話ももらったチームもあった。そのなかでも愛するクラブであるFC東京から正式にオファーをいただき、示されたビジョンや思いに感動した。力になりたいと思い、帰ってこようと決めました」
引用:Yahoo!ニュース
38歳になる2024年シーズンも、開幕からスタメン出場を続け、アグレッシブな動きでチームの勝利に貢献しています。長友佑都選手のギラついた熱いプレーは、まだまだ日本サッカー界を盛り上げてくれるでしょう。
長友佑都の移籍金は?
長友佑都選手のこれまでの移籍金は、以下の通りです。
シーズン | 所属クラブ | 移籍金 |
2010年 | FC東京 → チェゼーナ | 22億7,100万円 |
2011年 | チェゼーナ → インテル | 63億8,700万円 |
2018年 | インテル → ガラタサライ | 35億4,800万円 |
チェゼーナからインテルに移籍した時の移籍金が最も高く、ビッグクラブ移籍にふさわしい金額となっています。
ちなみに、移籍金とは、契約期間中に選手が他のクラブへ移籍する際、移籍先クラブから移籍元のクラブに支払うお金のことです。
長友佑都選手の場合、契約満了後の移籍や、ローン移籍もあり、上記以外では移籍金は発生していません。
長友佑都の市場価値は?
長友佑都選手のデビューから現在(2024年)までの、主な市場価値は以下の通りです。
シーズン | 所属クラブ | 市場価格 |
2008年 | FC東京 (入団時) | 2,000万円 |
2010年 | FC東京 → チェゼーナ | 3億9,700万円 |
2011年 | チェゼーナ → インテル | 12億800万円 |
2014年 | インテル | 18億5,000万円 |
2018年 | インテル → ガラタサライ | 4億9,700万円 |
2019年 | ガラタサライ → マルセイユ | 1億600万円 |
2021年 | マルセイユ → FC東京 | 1億600万円 |
2024年 | FC東京 | 4,200万円 |
FC東京入団時2000万円だった市場価値がピークに達したのは、2014年に所属していたインテルでの1400万ユーロ(約18億5000万円)です。
当時の日本代表選手の中では、本田圭佑選手、香川真司選手に次ぎ、3番目に高い市場価値となっています。
長友佑都のサッカー以外の収入は?
長友佑都選手は、2016年4月1日に、自身が代表取締役を務める「株式会社CUORE(クオーレ)」を設立しています。
CUOREでは、ヘルスケアサービスや、アスリートサポートを中心とした事業を展開し、経営者としての手腕を発揮しています。
画像引用元:cuoreホームページ
会社経営のほかにも、テレビ出演や、テレビCM、書籍の出版で、サッカー以外の収入があります。
ちなみに、出版業界では1万部売れればヒットと言われているなか、「体幹トレーニング本」を中心とした長友佑都選手の書籍は、累計発行部数250万部を突破しています。
まとめ
今回は、プロサッカー選手、長友佑都選手の年俸や移籍金、市場価値を徹底解説してきました。
- 2024年の年俸:1億4000万円
- 年俸推移:Jリーグ初年度300万円(FC東京)/最高年俸3億1000万円(インテル)
- 市場価格:2024年4200万円/最高価格18億5000万円(インテル)
- サッカー以外の収入:株式会社CUORE経営/テレビ出演/テレビCM/書籍出版
これまでの日本代表、クラブチームでの活躍や、年俸推移をみても、長友佑都選手が名実ともに日本のサッカー界を牽引してきたことがわかりますね。
38歳を迎える今シーズンも、FC東京や日本代表での活躍がますます期待されます。