U-23日本代表、大岩ジャパンのエースとして、パリ五輪出場に大きく貢献した細谷真大選手。
昨シーズンは、所属する柏レイソルで得点ランキング5位となる14得点を挙げ、Jリーグを代表するストライカーへと急成長を遂げました。
そして今、その高い得点能力や、強靭なフィジカルを生かしたドリブルに、複数の海外クラブが熱視線を送っていると言われています。
では、細谷真大選手の海外移籍の可能性はあるのでしょうか。
この記事では、サッカーファンが気になる細谷真大選手の移籍の可能性や、移籍先候補を深掘りしていきます。
さらに、海外クラブが注目する攻撃的なプレースタイルについても解説していくので、細谷真大選手の魅力を感じながら、ぜひ最後まで読んでみてください。
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細谷真大の海外移籍の可能性は?
画像引用元:ゲキサカ
現在、J1柏レイソルでプレーする細谷真大選手は、昨シーズンJ1得点ランキング5位タイとなる14ゴールをマークした、Jリーグ屈指のストライカーです。
また、日本代表としても、A代表で6試合1ゴールをマーク。今年5月に行われた「AFC U-23アジア杯」では、準々決勝、準決勝で貴重なゴールを決め、U-23日本代表のパリ五輪出場へ大きく貢献しました。
その活躍に複数の海外スカウトが注目し、昨年には、ドイツ1部ボルシアMGから、正式オファーが届いていたとの報道があります。
つまり、すでに海外クラブから高い評価を受けている細谷真大選手の海外移籍は、近い将来、実現される可能性が高いといえるでしょう。
では、これほどまでに海外から高い評価を受ける細谷真大選手は、なぜ移籍を決断をしないのでしょうか。
そこには、柏レイソルでのタイトル獲得に対する、強い責任感があるようです。
「自分の現状はJ1というところで、いまこのレイソルで中心としてプレーさせてもらえている立場で責任感も出てきた。もっとこのチームを勝たせたい、タイトルを取りたい気持ちがあるので、おのおので頑張っていきたい」
「いつかヨーロッパという舞台ではやってみたいけど、まずはここで結果を残し続けることが近道」
引用:ゲキサカ
同じパリ五輪世代の選手たちが続々と海外挑戦する中、柏レイソルでの結果に強いこだわりをもつ細谷真大選手は、自らの信念に基づいた決断を下しているようです。
とはいえ、今年7月に開幕を迎えるパリ五輪は、海外移籍へ向けた大きな転機となる可能性があります。
なぜなら、2022年の東京五輪では、三苫薫選手や、前田大然選手など、東京五輪メンバーのうち、7人もの選手が大会終了後に海外移籍を実現させているからです。
もちろん、パリ五輪における、細谷真大選手も例外ではありません。
海外スカウトが熱視線を送るパリ五輪で強烈なインパクトを残すことができれば、一気に評価が高まり、海外移籍が加速する可能性が出てきます。
さらに、大会での活躍次第では、市場価値・移籍金の大幅なアップの可能性もあるため、柏レイソルに高額な移籍金を残せるメリットも出てきます。
「クラブに経済的利益をもたらす」このことも、自分を育ててくれたクラブチームに対する、“一つの結果”ではないでしょうか。
以上のことから、パリ五輪終了後の夏、もしくは、2024年シーズン終了後、細谷真大選手の海外移籍が実現する可能性が高いと推測されます。
海外から注目される細谷真大のプレースタイルとは?
画像引用元:SOCCER DIGEST Web
ここでは、海外から注目される、細谷真大選手のプレースタイルを紹介していきます。
まずは、動画公開されているJリーグでのプレー集をご覧になってみてください。
このプレーをみただけでも、海外で活躍する細谷真大選手の姿が容易に想像できるでしょう。
「強っ!」、「速っ!」、「上手っ!」、思わず声が出てしまうくらい、細谷選手のプレーに釘付けになってしまいますよね。
細谷選手のプレースタイルには3つの特徴があります。
- 高い決定力
- ダイナミックなドリブル突破
- 質の高いオフザボールのランニング
それでは、一つ一つをみていきましょう。
高い決定力
まずは、ストライカーに最も必要な要素「決定力」です。
細谷真大選手のゴールは、質の高い「トラップ」から生まれます。背後からのボールであっても正確に足元に納めるトラップ技術が、理想のフィニッシュへと繋がります。
さらに、ゴールへの嗅覚を研ぎ澄ませた、「ゴール前のポジショニング」は、秀逸。思わず、「なんでそこにいるの!?」と驚くくらい、ボールの先には細谷真大選手がいます。
そして、これらを仕上げるのが「ゴール前での冷静さ」です。
GKとの1対1でも、ほとんど動じることがない落ち着きぶりは、ペナルティーエリア内での決定的なシーンを確実に決めきります。
ダイナミックなドリブル突破
細谷真大選手のドリブルは、強靭なフィジカル、繊細なボールタッチ、爆発的なスピードが大きな魅力です。
相手に身体をぶつけながら、繊細なボールタッチで、スルスルとディフェンスをかいくぐる。そして、抜け出した後は、爆発的スピードで一気に加速。一瞬で相手DFを置き去りにしていきます。
センターサークル付近から、単騎でボールを前へ運べるダイナミックなドリブルは、「細谷にボールを預ければ、何かが起きる!」という、期待感を高めてくれます。
質の高いオフザボールのランニング
細谷真大選手のゴールシーンに目が行きがちですが、オフザボール(ボールを持っていない時)の質の高いランニングも、注目すべきポイントです。
特に、パスを出した後の動き出しが早く、最短距離で相手が嫌がるスペースに走り込みます。
パスを出した瞬間、2手3手先のボールの動きを予測する戦術理解能力の高さ。このことが、ゴール前で確実にボールを受けるランニングを可能にしているのでしょう。
さらに、オフサイドポジションをかいくぐる、動き出しの絶妙なタイミングにも注目です。
そして圧巻なのは、こぼれ球に対する細谷真大選手のスピード。
まるで、獲物を狙うチーターのような速さで、一直線にボールを奪い取ります。普通なら絶対に追いつけないと思われるボールにも触れることができる、圧倒的な加速力は、海外メディアからも高い評価を受けています。
細谷真大の移籍先候補は?
画像引用元:SOCCER DIGEST Web
柏レイソルや、U-23日本代表での活躍により、Jリーグを代表するストライカーへ成長を遂げた細谷真大選手には、複数の海外クラブが獲得に乗り出すと言われています。
ここでは、細谷真大選手の移籍先候補として、2023-2024年シーズンに名前が挙げられた、4つのチームを紹介していきます。
ボルシアMG(ドイツ1部)
画像引用元:football-emblem
ブンデスリーガ(ドイツ1部)のボルシアMGは、今シーズン、リーグ14位でフィニッシュし、1部残留を確定させたクラブチームです。
現在所属する日本人選手には、日本代表DF板倉滉選手と、U-23日本代表FW福田師王選手がいます。
Jリーグ2023年シーズン終了後に、柏レイソルへ正式オファーを出したといわれ、細谷真大選手の海外移籍が間近だとも報じられていました。
来季、プレミアリーグで上位進出を狙うボルシアMGが、再オファーを出す可能性は十分にありそうです。
サンダーランド(イングランド2部)
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チャンピオンシップ(イングランド2部)のサンダーランドは、今季16位と、2部リーグでの低迷が続くクラブです。
チームの得点は、全46試合でわずか52得点。1試合平均1.1得点と深刻な得点力不足に悩まされています。
得点力に問題を抱えるサンダーランドにとって、Jリーグ屈指のストライカーの獲得は、是が非でも叶えたいところでしょう。
一方で、サンダーランドへの移籍は、細谷真大選手の高額な移籍金がネックとなり、実現が難しいのではないかという報道もあります。
サウサンプトン(イングランド2部)
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チャンピオンシップ(イングランド2部)のサウサンプトンは、今季4位でフィニッシュ。プレミアリーグ昇格をかけたプレーオフ決勝でリーズUに勝利し、1シーズンでのプレミアリーグ復帰を果たしました。
かつて、元日本代表の吉田麻也選手が在籍していたこともあり、日本人にとって馴染みの深いチームでもあります。
サウサンプトンへの移籍が話題となったのは、イギリス地元紙「サザン・デイリー・エコー」が、サウサンプトンの補強として細谷真大選手を推薦したことがきっかけです。
もし、来季からプレミアリーグに復帰するサウサンプトンへの移籍が叶えば、細谷真大選手にとって、願ってもないステップアップのチャンスになるのではないでしょうか。
アストン・ビラ(イングランド1部)
画像引用元:football-emblem
イギリス地元紙「ギブ・ミー・スポーツ」が、Jリーグからプレミアリーグに渡る可能性がある選手として、細谷真大選手をピックアップしています。
「非常に優れたインテリジェントな動きは、チャンスを作ろうとする後ろの中盤の選手にとっては夢のようだ」
「アストン・ビラのようなクラブにとって、移籍金は極めて少額で済む可能性が高い。このような案件で考慮すべき重要なポイントだ」
引用:ゲキサカ
アストン・ビラは、今季プレミアリーグ4位でフィニッシュした、イングランド屈指の名門クラブ。選手の平均年俸は約8億1600万円と、豊富な資金力を持っています。
現状、正式オファーなどの報道はありませんが、若手選手の育成を目的とした獲得となれば、移籍の可能性がありそうです。
細谷真大の市場価値は?
画像引用元:ゲキサカ
現在、柏レイソルに所属している細谷真大選手の市場価値は、約2億2400万円と報じられています。
2022年に日本代表デビューを果たし、さらに、Jリーグ2023年シーズンでは得点ランキング5位となる結果を残したことで、一気に評価が高まったようです。
細谷真大選手の市場価値は、U-23アジア杯に招集された選手の中でも、ダントツの金額となっています。
順位 | 選手名 | 所属クラブ | 市場価値 |
1位 | 細谷真大 | 柏レイソル | 約2億2,400万円 |
2位 | 川崎颯太 | 京都サンガF.C. | 約1億4,000万円 |
3位 | 松木玖生 | FC東京 | 約1億4,000万円 |
4位 | 藤田譲瑠チマ | FC東京 | 約1億1,200万円 |
5位 | 小久保玲央ブライアン | ベンフィカ | 約1億500万円 |
7月に開催されるパリ五輪は、細谷真大選手のプレーを世界にアピールする絶好のチャンス。
市場価値がさらにアップすれば、これまでの移籍報道で名前が挙がってこなかった海外クラブからのオファーが届く可能性も十分にありえるでしょう。
細谷真大のプロフィール
画像引用元:FOOTBALL ZONE
細谷真大選手のプロフィールは、以下の通りです。
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経歴
小学校1年生のときにサッカーを始め、1982年、柏レイソルアライアンスアカデミーTOR(トーア)に加入。中学生になると、TORからの推薦をもらい、柏レイソルU-15に加入します。
ボールを前に運ぶ推進力やドリブル突破を武器にサイドハーフとして活躍。その活躍が認められ、柏レイソルU-18への昇格を果たしました。
柏レイソルU-18でのプレー時間を徐々に伸ばしていくと、2019年3月には、2種登録選手としてトップチームに昇格。この頃から、センターフォワードとしての起用が増えていきます。
2020年、ルヴァン杯大分トリニータ戦でプロ初得点、翌2021年の横浜M戦でJ1初得点をマークすると、シーズン通算8得点を挙げた2022年には、ベストヤングプレーヤー賞を受賞します。
同年、日本代表に初招集されると、2023年に行われたW杯アジア2次予選のシリア戦で代表初ゴールを記録しました。
2023年シーズンには、自身のキャリアハイとなる14ゴールを挙げ、ストライカーとしての評価を一気に高めます。
U-23日本代表では、大岩ジャパンのエースとして活躍。2024年、U-23アジア杯の準々決勝、準決勝で貴重なゴールを挙げ、日本のパリ五輪出場へ大きく貢献しました。
まとめ
今回は、細谷真大選手の海外移籍の可能性と、移籍先候補を深掘りしてきました。
この記事でのまとめは、以下の通りです。
- ・移籍の可能性:近い将来、海外移籍の可能性は高い。柏レイソルでの結果と、パリ五輪での活躍が、ターニングポイントとなる。
- ・プレースタイル:高い決定力/ダイナミックなドリブル突破/質の高いオフザボールのランニング
- ・移籍先候補:ボルシアMG/サンダーランド/サウサンプトン/アストン・ビラ
- ・市場価値:約2億2400万円
柏レイソルや、U-23日本代表での活躍で、一気に評価を高めた細谷真大選手には、複数の海外クラブチームが熱視線を送っていると言われています。
ユース時代から在籍する、柏レイソルでの“タイトル獲得”という、強い思いはあるものの、海外移籍のタイミングは間近に迫っているのではないでしょうか。
7月に開催されるパリ五輪での活躍と、その後の去就に注目が集まります。