2024-2025年の新シーズンスタートから、“イナズマ”らしいドリブル突破で右サイドを切り裂いている、スタッド・ランス(フランス)所属の伊東純也選手。
学生時代は無名だった男は、そのスピードを生かしたプレーを武器に、日本代表でレギュラーをつかみ取るまでに成長を遂げました。
実は、そんな彼のプレースタイルには、家族の影響が大きく関わっています。
今回は、伊東純也選手が3兄弟の長男としてどのように育ち、家族が彼のキャリアにどのような影響を与えたのかを解説します。
この記事を読むことで、伊東純也選手のプレースタイルや人柄をより深く理解できるでしょう。
ぜひ最後までお楽しみください。
Contents
伊東純也の家族構成は5人家族
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伊東純也選手の家族構成は以下の通りです。
- 父親:伊東利也さん
- 母親:伊東由香さん
- 長男:伊東純也選手
- 次男:伊東賢吾さん
- 三男:伊東幸輝さん
伊東純也選手の家族は、両親と2人の弟を含む5人家族です。
神奈川県横須賀市で生まれた伊東純也選手は、小学生時代に地元の「鴨居SC」でサッカーを始めます。
学生時代は、決してサッカー強豪校とは言えない学校に進学してきた伊東純也選手。
中学卒業後に進学した、神奈川県立逗葉高等学校。その後スポーツ推薦で進学した神奈川大学を選んだ理由は、いずれも「家から通えるから」だったそうです。
「強い高校の、寮とか、上下関係とかが嫌だなと思って。それで家から通えるところにしたんです。公立のほうがお金もかかんないし」
引用:Number Web
「日本代表の選手が、“家から通える”という理由で学校を選んでいた」という、印象に残るエピソードだけがクローズアップされがちですが、3人兄弟の長男である伊東純也選手は、学費や通学費の面で、両親の負担を軽くしたいという思いが強かったのでははいでしょうか。
伊東純也の父親はどんな人?
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まずは、伊東純也選手の父親の情報を深く掘り下げていきます。
スポーツ万能との情報がある父親が、伊東純也選手をどのように成長させていったのかに注目です。
父親:伊東利也さん
父親の名前は、伊東利也さん。
年齢は、57歳(2024年現在)との情報がありました。
父・利也さんは、抜群の運動神経の持ち主です。
サッカー、野球、バレーボール、バドミントンなど、どんなスポーツでも得意だといいます。
画像引用元:毎日新聞(左:父親 / 右:母親)
父・利也さんは、高校時代にサッカー経験があり、“快速ウィンガー”として活躍していました。
右WG(ウイング)を主戦場とする伊東純也選手のポジションは、父・利也さんの影響を受けているのかもしれません。
伊東純也の父親は、サッカー経験者でコーチ
サッカー経験者の父・利也さんは、横須賀市にある「鴨居SC」のコーチを務めていました。
この鴨居SCは、伊東純也選手が小学1年生の時に入団したサッカークラブです。
スポーツ一家の伊東家は、3人の息子がサッカーに打ち込み、その子どもたちをお父さんがコーチとして面倒を見ていました。
引用:サカイク
伊東純也選手は、当時の父親の印象を次のように語っています。
「家ではあまり言葉を交わさなかった親父は、サッカーになると怖かった」
引用:Re Departure
絵に描いたような“サッカー小僧”だった伊東純也選手は、当時からドリブルで相手を抜くことに喜びを感じていました。
そこで、“好きなことへの集中力”が人一倍高いことを見抜いていた父・利也さんは、伊東純也選手が好きなプレーを重点的にトレーニングしていたようです。
父・利也さんのことを「サッカーになると怖かった」と話した伊東純也選手ですが、得意なプレーを伸ばせたのは、父・利也さんの指導があったからといえるでしょう。
伊東純也の母親はどんな人?
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続いて、伊東純也選手の母親の情報を深く掘り下げていきます。
「マイペース」な性格でも知られる伊東純也選手を育てた、母親の“おおらかな”人柄に注目です。
母親:伊東由香さん
母親の名前は、伊東由香さん。
伊東純也選手の名前“純也”の名付け親は、母の由香さんです。
母・由香さんが気に入った“純”の響きと、父・利也さんの“也”を一文字ずつ取って名付けられました。
また、野菜が嫌いだった伊東純也選手へ作る料理は、野菜を細かく切ってハンバーグに入れるなどの工夫をし、自然と栄養バランスを整えていたようです。
「食事面もあまり神経質にならず、何事もおおらかな気持ちで見守り続けた」
引用:Re Departure
伊東純也選手が「家から通える」ことを理由に学校を選んできた理由の一つには、母・由香さんの手料理があったからかもしれません。
ちなみに、自炊をしたことがなかった伊東純也選手は、ベルギー移籍後に人生初めての自炊をしたといいます。
「自炊を始めて、主婦の気持ちがわかるようになりました。ただ主婦は家族が食べてくれて、おいしいなんていってもらえるでしょ? でもぼくは、作るのも食べるのも後片付けもひとり。全然おもしろくないんです」
引用:Number Web
初めての自炊によって、母・由香さんへの感謝の気持ちや、家族で食卓を囲む楽しさをあらためて感じたのではないでしょうか。
伊東純也の母親はソフトボール経験者
母・由香さんも、父・利也さんと同じくスポーツ好きで、ソフトボールの経験者です。
3人の息子たちがサッカーの練習をしている間に、自分は近くのグラウンドで練習をするほど、ソフトボールに熱中していたそうです。
母の由香さんはソフトボールひと筋。いまでも週末になると、グラウンドでからだを動かしているそうです。
引用:サカイク
3人の兄弟を見守りながらも、自分は自分の好きなことを楽しんでいく。
母・由香さんが「好きなことに熱中する姿勢」を見せたことによって、幼少期の伊東純也選手もサッカーにのめり込んでいったのかもしれません。
画像引用元:サカイク
また、ソフトボール経験者の母・由佳さんは、スポーツ競技者目線でも、息子・純也さんの成長を見守ってきたようです。
無名だった学生時代から、日本代表にまでのぼり詰めた伊東純也選手について、母・由佳さんは、次のように話します。
「常に試合に出てきた。純也は、大事なところで決める勝負強さもある。プロ入り後も1年目から試合に出れていた。常に試合に出場できる環境にいるからこそ、遅まきながら芽が出た。強いチームにいることが必ずしも本人のために良いとは限らない」
引用:Re Departure
この、競技者目線での分析力があったからこそ、伊東純也選手の気持ちに寄り添ってこれたのではないでしょうか。
伊東純也の兄弟は2人ともイケメン?
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サッカー日本代表「イケメンランキング」で上位にランクインする伊東純也選手。
2人の弟も、兄に似てイケメンなのでしょうか。
ここでは、伊東純也選手の兄弟の情報を深く掘り下げてききます。
ちなみにこちらは、歴代日本代表イケメンランキングTOP5になります。
順位 | 選手名 | 所属クラブ |
1位 | 三笘 薫 | ブライトン(イングランド) |
2位 | 伊東 純也 | スタッド・ランス(フランス) |
3位 | 田中 碧 | デュッセルドルフ(ドイツ) |
4位 | 南野 拓実 | ASモナコ(フランス) |
5位 | 谷口 彰悟 | シント=トロイデンVV(ベルギー) |
次男:賢吾さん
次男の名前は伊東賢吾さんで、伊東純也選手の2歳年下です。
兄弟3人で撮った写真が、伊東純也選手のInstagramに投稿されていました。
この写真は、4年前(2020年)のものになりますが、弟2人も兄と同じく“爽やかなイケメン”だということが分かります。
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また、次男・賢吾さんは、小さい頃から兄弟でボールを蹴っていたようです。
父・利也さんは、3兄弟の幼少期を次のように振り返ります。
「家の中にボールがいくつも転がっていて、ふたりの弟とボールを蹴るんです。1対1なんかしていましたよ。外出するときも、もちろんボールと一緒。弟や仲間を引き連れて、空き地でサッカーをするんです。車で遠出するときも、ボールを持っていましたよ」
引用:サカイク
どんなときも、ボールと一緒。
小さい頃からサッカーが好きで好きでたまらない。そんな3兄弟だったようです。
三男:幸輝さん
三男の名前は伊東幸輝さんで、伊東純也選手の6歳年下です。
2人の兄と一緒に、幼少期からボールを蹴り始めた三男・幸輝さんは、かつて伊東純也選手が所属していた「横須賀シーガルズ」でプレーしていました。
横浜創学館
2016.1.237 伊東幸輝 (2年:横須賀シーガルズ)
3 飯田大智 (1年:横浜YMCA JY) pic.twitter.com/dIrYkZwkbp— ミルウォール (@millwall_l) January 28, 2016
その後は、産業能率大学サッカー同好会「BREZZA MARINA(ブレッザマリーナ)」でプレーしていたと思われます。
【セカステ公式試合】
BREZZA MARINA(B) vs 日本大学サッカー同好会(B)
キックオフ!!!⚽️スターティングメンバー
GK 1瀧本和輝
DF 7杉山雄星 5鈴木虎之介 8細田大樹 14池田衛
MF 25石川平馬 17中村大輔 9大沼拳也
FW 37伊東幸輝 33青木涼 18鈴木雅也 pic.twitter.com/oRnGeZ3zpt— BREZZA MARINA (@BREZZAMARINA12) December 9, 2018
BREZZA MARINAは、サッカー未経験者でも、みんなで楽しくサッカーをするサークルです。
「心からサッカーを楽しむ」
この気持ちは、三男・幸輝さんが2人の兄から学んだことなのかもしれません。
伊東純也の家族とのエピソード
画像引用元:Number PREMIER
プレースタイルの特徴である「圧倒的なスピード」が由来となった、“イナズマ純也”の異名をもつ伊東純也選手。
その「スピード」の原点が、家族とのエピソードのなかに隠されていました。
スポーツ大好きな両親に育てられた伊東家の3兄弟。
3人の兄弟たちは、「50メートルダッシュ」で父・利也さんに挑んでいたと言います。
「週末、鴨居SCの練習が終わると、純也が私によく勝負を挑んできました。父の私と3人の子どもたちで、かけっこの勝負するんです」
引用:サイカク
スポーツマンで、足の速さに自信のある父・利也さんに、純也少年が勝てる見込みはありません。
しかし、「体力だったら父に勝てる」と踏んだ純也少年は、何本も父に勝負を挑み、持久戦に持ち込んでいったと言います。
「負けてもそのまま引き下がらず、必ず”じゃあ、もう一本やるよ”と挑んでくる。それでも私が勝つと、”いま、父さんフライングしたでしょ”なんていって、結局勝つまでやる。私の体力が続かなくなるのを知っているんですね。そういうところは負けず嫌いだなあと思いましたね」
引用:サイカク
この伊東純也選手の“負けず嫌い”な性格が、得意の「スピード」を磨いていくこととなるのです。
画像引用元:毎日新聞
さらに、伊東純也選手が育った神奈川県横須賀市は、「坂道」がとても多い街。
どこに行くにも坂道という環境によって、自然と脚力が鍛えられ、短距離走に必要な前傾姿勢が身についていったようです。
母・由佳さんは、この環境で育った伊東純也選手のことを、次のように振り返りました。
「小学校は山の上、駅からの帰り道も階段を上がらなきゃいけない。そうそう、逗葉高校も坂の上。坂が当たり前だったから、走るのが苦にならないんじゃないかと思います」
引用:サイカク
また、幼少期の伊東純也選手は、この横須賀市特有の地形を生かし、2人の弟と“坂道ダッシュ”をして遊んでいました。
坂道が多いという環境を受け入れて、遊びに取り入れていく。この柔軟な思考もまた、伊東純也選手の強みの一つといえるでしょう。
「父との50メートルダッシュ」と「弟との坂道ダッシュ」。この、家族とのエピソードの中に、“イナズマ純也”の原点があることが分かりました。
まとめ
今回は、伊東純也選手が3兄弟の長男としてどのように育ち、家族が彼のキャリアにどのような影響を与えたのかを解説してきました。
この記事でのまとめは、以下の通りです。
- 家族構成:父親、母親、長男(伊東純也選手)、次男、三男の5人家族
- 父親の情報:伊東利也さん ( 57歳・2024年時点) / 伊東純也選手が通った「鴨居SC」のコーチ
- 母親の情報:伊東由香さん / 伊東純也選手の名付け親 / ソフトボール経験者
- 弟の情報:次男・伊東賢吾さん、三男・伊東幸輝さん / 2人ともサッカー経験者で“爽やかなイケメン”
- 家族とのエピソード:「父親と競った50メートルダッシュ」と、「弟と遊んだ坂道ダッシュ」が、伊東純也選手のスピードを磨いた
伊東純也選手は、スポーツ好きな両親のもと、2人の弟たちとボールを蹴って育ちました。
幼少期に磨かれたスピードとドリブルは、今後も“イナズマ”のように相手ディフェンスを切り裂いていくでしょう。