【松山英樹】現在の専属キャディーは早藤将太!歴代キャディーを紹介!交代の理由は?

松山英樹 キャディー 歴代

松山英樹選手は、日本が誇る世界トップクラスのプロゴルファーです。

2021年には“日本人初のマスターズ優勝”という快挙を成し遂げ、多くのゴルフファンの心をつかみました。

その裏で、松山英樹選手を支える“キャディー”たちの活躍にも注目が集まっています

キャディーとは、試合中にクラブの選択やコースの状況判断、心理的サポートを行う重要なパートナーです。

特に松山英樹選手のようなトッププレーヤーにとって、キャディーは単なる補助役ではなく、勝敗を左右する戦略の一部として欠かせない存在となります。

今回は、松山英樹選手の現在の専属キャディーや歴代キャディーの基本情報を詳しく紹介し、彼らがどのように松山英樹選手の成功をサポートしてきたのかを掘り下げていきます

また、キャディー交代の理由や舞台裏に隠されたエピソードから見えてくる、松山英樹選手とキャディーたちとの絆や信頼の物語もお楽しみください。

この記事を最後まで読めば、ゴルフファンとしてより深い視点で松山英樹選手のキャリアを楽しめるようになるでしょう。

松山英樹の現キャディーは早藤将太さん

 

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松山英樹選手の現在の専属キャディーは、大学時代の後輩でもある早藤将太さんです。

ここでは、早藤さんのプロフィールと、松山英樹選手が彼を選んだ理由を紹介していきます。

東北福祉大学の先輩と後輩である二人の信頼関係に注目です。

早藤将太さんのプロフィールと経歴

早藤将太画像引用元:PRTIMES

早藤将太さんのプロフィールは以下の通りです。

  • 名前:早藤 将太(はやふじ しょうた)
  • 生年月日:1993年10月7日
  • 年齢:31歳(2024年11月時点)
  • 身長:177cm
  • 血液型:A型
  • 出身地:高知県
  • 学校:明徳義塾高校→東北福祉大学

1993年10月7日生まれ。松山英樹選手と同じ高知県の明徳義塾中高出身

早藤さんのゴルフキャリアは13歳から始まり、高校時代には四国ジュニアゴルフ選手権新人戦で優勝するなど、若くして才能を発揮しました。

その後は、東北福祉大学でゴルフを学び、卒業後の2015年にプロへ転向。

2016年からPGAツアーの下部組織であるツアーチャイナでプレーを始めましたが、安定した出場資格を得ることができず、最終的にはキャディーとしての道を選びます。

松山英樹選手とのキャディーとしての関係は、2017年10月のPGAツアー「CIMBクラシック」で初めて注目されました。

2019年から正式に松山選手の専属キャディーとなり、以来数々の重要な大会でサポートを行っています。

2021年のマスターズ・トーナメントでは、松山英樹選手が日本人として初めて優勝を飾りました。その際、18番ホールで早藤さんがピンを戻し、深々と一礼する姿がカメラに捉えられ、スポーツマンシップの象徴として世界中で称賛されました。

2024年には、パリオリンピックで松山英樹選手が銅メダルを獲得した際もキャディーとして重要な役割を果たしています。

最近では「コアエナジー」という体幹サポート商品とのアドバイザリー契約を結び、自身の経験を活かして商品開発にも携わっています。

松山英樹が早藤将太さんをキャディーにした理由は?

 

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松山英樹選手が早藤将太さんをキャディーにした理由には、いくつかの重要な要素があります。

最も大きな理由として挙げられるのは、早藤さんが松山英樹選手の大学の後輩であり、両者の間に深い関係性があるということです。

早藤さんは東北福祉大学のゴルフ部で松山英樹選手の2年後輩。松山英樹選手のプレースタイルや性格をよく理解しているという背景が、強い信頼関係の基盤となっています。

そんな早藤さんは、時に松山英樹選手に対して厳しい助言を行うこともあり、この姿勢が松山英樹選手のパフォーマンス向上に貢献しています。

たとえば、2021年のソニー・オープンでは、早藤さんの助言により松山選手がプレーを改善し、好結果につながりました。

きっかけは、キャディーの助言だ。14番あたりからショットに好感触をつかんでいたが、それでもパッティングの悩みは続いていたという。思い余って1番では大学の後輩でもある早藤将太キャディーに「握りをクロスハンドにしようかな」と相談。すると「やめといた方がいいと思います」といさめられ、思いとどまった。これで吹っ切れたのか、3番で4メートル、4番では11メートルが入った。

引用:中日スポーツ

さらに、早藤さんは松山英樹選手とのコミュニケーション能力が高く、試合中だけでなく日常的にも良好な関係を築いています。この相互理解と信頼関係が、彼らの成功の重要な要因となっています。

松山英樹選手のInstagramには、早藤さんの誕生日をお祝いする様子も投稿されていました。

松山英樹選手が早藤さんをキャディーに選んだ理由は、これらの要素が組み合わさった結果です。

二人の強い信頼関係、早藤さんの専門的なスキルと経験、そして相互理解が、松山英樹選手のゴルフキャリアにおいて重要な役割を果たしています。

この選択は、松山英樹選手のパフォーマンス向上と成功につながる戦略的な決断だったと言えるでしょう。

松山英樹の前キャディーは進藤大典さん

松山英樹選手の前キャディーは進藤大典さんです。


ここでは、進藤さんのプロフィールと、松山英樹選手が彼との専属契約を解消した理由を紹介していきます。

二人がともに歩んできた、濃密な6年間はお互いを大きく成長させてきたようです。

進藤大典さんのプロフィールと経歴

進藤大典画像引用元:PRTIMES

進藤大典さんのプロフィールは以下の通りです。

  • 名前:進藤大典(しんどう だいすけ)
  • 生年月日:1980年7月3日
  • 年齢:44歳(2024年11月時点)
  • 身長:173cm
  • 体重:70kg
  • 出身地:京都府舞鶴市
  • 学校:明徳義塾高校→東北福祉大学

進藤大典さんは、1980年7月3日生まれで、京都府舞鶴市出身のプロキャディーおよびゴルフ解説者です。

明徳義塾中学校に転校してゴルフを始め、明徳義塾高校を経て東北福祉大学に進学。大学在学中の2003年に、同期の宮里優作選手からキャディーを勧められ、専属キャディーとしてキャリアをスタートしました。

その後、谷原秀人選手や片山晋呉選手のキャディーを務め、特に谷原選手とのコンビではJCBクラシックでの初優勝やマスターズ初出場を果たします。

2009年からは片山晋呉選手の専属キャディーとなり、2011年には岩田寛選手や佐伯三貴選手、上田桃子選手などのキャディーも務めました。

2013年には松山英樹選手と専属契約を結び、松山英樹選手がプロデビュー初年度に4勝を挙げる手助けをします。

松山英樹画像引用元:GOLF NETWORK

その後も松山英樹選手と共にPGAツアーで活動し、2016年にはHSBCチャンピオンズでアジア人初の優勝を達成。

また、2017年には松山英樹選手が世界ランキング2位に上り詰める際にも重要な役割を果たしました。

2020年に松山英樹選手との専属契約が解消されましたが、現在もスポーツマネジメントやジュニア育成に取り組んでおり、「ミュアフィールドヴィレッジ株式会社」を設立して次世代のゴルファー育成にも力を入れています。

また、解説業や執筆活動を行いながら、毎年「進藤大典ジュニアトーナメント」を開催し、ゴルフ界への貢献を続けています。

松山英樹が進藤大典と専属契約を解消した理由は?

松山英樹選手が進藤大典キャディとの専属契約を解消した理由は、いくつかの要因に基づいています。

まず、松山英樹選手は「ずっと付きっきりでいたので、一回離れてみて、という感じです」と述べており、長期間のコンビを経て新たな視点を得る必要性を感じたことが一因です。

「ずっと付きっきりでいたので、一回離れてみて、という感じです。うまくプレーできなかったのが悔しいですし、(進藤キャディが)ストレスを感じる部分は少なからずあったと思う。(自分が)期待に応えられなかった」

引用:GDOニュース

進藤さんも「自分自身、英樹の力になり切れていないなと感じるところ、葛藤があった」と語っており、彼自身も松山選手に対して十分なサポートができていないと感じていたことも専属契約解消の一因となっています。

その一方で、進藤さんは「お互いを嫌いになったわけでもない。尊敬しあえる仲だと思うが、タイミングもある」とも述べており、解消は必ずしもネガティブなものではなく、新たなスタートとして捉えられているようです。

「お互いに、嫌いになったわけでもない。今でも尊敬しあえる仲だが、タイミングというか、自分自身もだんだんヒデキの力になりきれていないと感じるものがあってそこで葛藤というか、自分でないほうがいいんじゃないかと、どんどん感じることが多くなって。そういうことも、理由のひとつ」

引用:JAPAN GOLF TOUR

また、2018年シーズンは松山選手にとって厳しい年であり、ツアー優勝がなかったことも影響しています。

進藤さんは「ツアー優勝がなかった18年の結果も要因のひとつ」と述べており、この結果が二人の関係に影響を与えたことは明らかです。

「こういうことは起こりうる世界。でも英樹は義理堅い。こんな僕を6年間も使ってくれたことに感謝しかない。僕が逆だったら2年目くらいでクビにしているんじゃないかと(笑)。でもそこ(6年タッグを組んだこと)は英樹の温かいところ」

引用:GDOニュース

また、近年の他のトッププレーヤーたちも名コンビを解消して新たな道を歩んでいることが影響を与えた可能性もありそうです。

最後に、松山英樹選手は今後も進藤キャディとスポットで組む予定であり、「来年からも何試合か担いでもらうつもり」と明言していることから、完全な別れではなく、新たな形での関係構築を目指していることが伺えます。

このように、松山英樹と進藤大典キャディの専属契約解消は、互いの成長や新たな挑戦への意欲から生じた決断であり、今後の展開にも期待が寄せられています。

田渕大賀さんは臨時のキャディー

田渕大賀画像引用元:ALBA Net

田渕大賀さんは、2024年8月、松山英樹選手の専属キャディーである早藤将太さんを襲ったハプニングにより、臨時でキャディーを務めました。

ここでは、田渕大賀さんの基本情報と、二人が緊急タッグを組んだ大会でのエピソードを紹介していきます。

田渕大賀さんのプロフィールと経歴

田渕大賀画像引用元:GOLF NETWORK

田渕大賀さんのプロフィールは以下の通りです。

  • 名前:田渕 大賀(たぶち たいが)
  • 生年月日:1993年5月13日
  • 年齢:31歳(2024年11月時点)
  • 出身地:岡山県
  • 学校:作陽高等学校(現・作陽学園高)

田渕大賀さんは岡山県出身で、作陽高等学校のゴルフ部に所属していました。

同校のゴルフ部監督を務める父親の指導のもと、高校時代には国体優勝を果たすなど、若い頃からその才能を発揮します。

高校卒業後はアメリカに渡り、4年間にわたって修業を行いました。この期間中にプロゴルファーとしての技術を磨き、帰国後はレッスンプロとしても活動しています。

2024年8月、松山英樹選手のエースキャディーである早藤将太氏がロンドンでの盗難事件によりパスポートを失い、急遽代わりにキャディーを務めます。

急造タッグでありながら、松山英樹選手がPGAツアーで10勝目を挙げたことで注目を集めました。

緊急登板でもツアーで優勝!

2024年8月に行われたフェデックス・セントジュード選手権で、松山英樹選手と田渕大賀さんは、緊急タッグを組むこととなります。

この大会は、松山英樹選手が通算10勝目を挙げた重要な試合でした。

しかし、本来のキャディーである早藤将太氏がパリ五輪後にロンドンで盗難に遭い、パスポートを失ったため、急遽、田渕さんが松山英樹選手のバッグを担ぐことになります。

田渕さんは普段は久常涼選手のキャディを務めており、松山英樹選手とはほとんど会話を交わしたことがなかったものの、これまでの経験を活かしてサポートしました。

試合では、松山英樹選手が単独首位からスタートしましたが、後半にボギーやダブルボギーを重ね、一時はリードを奪われる展開となります。しかし、最終ホールで連続バーディーを決めて逆転し、見事に優勝を果たしました。

田渕さんはこの経験について「毎日眠れなかった」と語り、緊張感が続いていたことを明かしました。

「緊張はめっちゃしました。決まってから毎日寝られなかったです。今日も寝られなかったです」

引用:THE ANSWER

試合後には松山英樹選手と抱き合い、その喜びを分かち合った田渕さん。

彼はインタビューで「自分は本当に何もできないので、一番近くでギャラリーをさせてもらっていたという感じです」と控えめに語りつつも、「優勝させてもらいました」と、喜びの気持ちを表しました。

このエピソードは、松山英樹選手と田渕さんとの間に新たな絆が生まれた瞬間でもあり、緊急事態にもかかわらず素晴らしい結果を残したことが特に印象的です。

二人がタッグを組んだのは、今回のフェデックス・セントジュード選手権のみですが、この一戦は田渕さんにとって貴重な経験になったことでしょう。

「今後またPGA(米男子ツアー)に出てくる選手に、経験したことを、伝えて生かせていけたらなと思います」

引用:日刊スポーツ

松山英樹がキャディーに求めるものは?

松山英樹選手がキャディーに求めるものは、彼のプレースタイルや試合中のニーズに適したサポートです。

以下に、松山英樹選手がキャディーに求める5つの要素をまとめました。

1.信頼とコミュニケーション能力:現在のキャディーである早藤将太さんは、松山英樹選手のプレースタイルやメンタルを深く理解している長年のパートナーです。この強固な信頼関係と円滑なコミュニケーションが安定したプレーを支えています。

2.専門的知識と的確なサポート: 試合中、キャディーはクラブ選択やパッティングラインの読みといった専門的なアドバイスを提供します。松山英樹選手がプロキャディーと組むことが多いのも、こうした高度な知識が必要だからです。

3.メンタルサポート: 試合中は選手が集中しやすいように、気分を和らげるための会話やタイミングよくドリンクを渡すなど、選手のメンタル面でのサポートも重要視されています。

4.戦略的アドバイス: キャディーは単なる助手ではなく、戦略を組み立てる重要な存在です。目の前のショットだけでなく、試合全体を見据えたアドバイスが求められます。

5.柔軟性と適応力: 試合の状況は常に変化します。松山英樹選手が求めるのは、あらゆる場面に迅速に対応できる柔軟性と適応力です。特に急遽コンビを組む場合でも即座に機能する能力が重要です。

これらの条件を満たすキャディーの存在が、松山英樹選手の安定した成績と成功を支える重要な要因となっています。

彼の活躍の背後には、キャディーによるプロフェッショナルなサポート体制があると言えるでしょう。

まとめ

今回は、松山英樹選手の歴代キャディーの基本情報や、印象的なエピソードを紹介してきました。

松山英樹選手のゴルフキャリアを支えてきたキャディーたちは、それぞれの時代で異なる役割と影響を与えてきました。

現キャディーである早藤将太さんは、選手と大学の先輩・後輩という強い絆を持ち、信頼関係をベースに松山英樹選手の躍進を支えています。

特に、2021年のマスターズ優勝時のエピソードは、二人のパートナーシップの象徴として語り継がれるでしょう。

また、過去の専属キャディーである進藤大典さんや、臨時でサポートをした田渕大賀さんとの関係性をみてみると、松山英樹選手は「専門的な知識と的確なアドバイス」、そして「選手への深い理解と信頼感」をキャディーに求めていることがわかります。

このような特性を持つキャディーとの出会いが、松山英樹選手の世界的成功を支えてきた要因の一つといえるでしょう。

今後も松山英樹選手がどのようなキャディーと共に新たな偉業を成し遂げるのか、その挑戦に注目が集まります。