スパルタ・ロッテルダム(オランダ1部リーグ)所属の三戸舜介選手は、パリオリンピックの初戦となったパラグアイ戦で2得点を記録し、日本のグループリーグ突破に大きく貢献しました。
2023年シーズンまでアルビレックス新潟に所属し、“三戸ちゃん”の愛称で親しまれた三戸舜介選手。
彼が活躍するたび「三戸ちゃん」がSNSのトレンドに入るほど、多くのファンから愛されているプレーヤーです。
パリオリンピック初戦後のSNSでのトレンド入りによって、三戸舜介選手の存在が気になり始めた方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、三戸舜介選手の年俸や移籍金、市場価値について詳しく解説していきます。
彼の生い立ちや、日本代表での経歴も紹介していくので、ぜひ最後まで読んでみてください。
きっと、これまで以上に三戸舜介選手のプレーを応援したくなるはずです。
Contents
三戸舜介の年俸は?
画像引用元:日本サッカー協会Instagram
ここでは、三戸舜介選手の年俸推移を紹介していきます。
2021年、アルビレックス新潟でプロデビューを果たした三戸舜介選手が、これまで所属してきたのは以下の2クラブです。
- アルビレックス新潟
- スパルタ・ロッテルダム(オランダ)
三戸舜介選手の各所属クラブでの活躍とともに年俸推移をみていきましょう。
アルビレックス新潟時代
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こちらは、アルビレックス新潟時代の年俸推移になります。
シーズン | 年俸 |
2021年 | 不明 |
2022年 | 不明 |
2023年 | 1,100万円 |
2021年と2022年シーズンは、アルビレックス新潟がJ2リーグ所属だったこともあり、年俸額は公表されていません。
J2所属選手の平均年俸は約400万円とされていることから、三戸舜介選手の年俸は300万円から500万円だったと考えられます。
そして2023年、クラブがJ1昇格を果たしたタイミングで、年俸が1,000万円を突破しています。
それでは、“新潟のエース”としてチームを牽引した、2023年シーズンのプレー集をご覧ください。
特に、横浜F・マリノスとの一戦で決めたスーパーゴール(動画内2分35秒付近)は必見です。
身長164cmと小柄ながら、切れ味鋭いドリブルと強烈なミドルシュートを武器に、J1の舞台でも躍動。その姿は、将来のA代表入りを期待させてくれます。
そして2023年シーズン、リーグ戦31試合に出場し、4得点1アシストを記録した三戸舜介選手は、2023 Jリーグアウォーズの「ベストヤングプレーヤー賞」を受賞します。
これは、アルビレックス新潟にとっても、クラブ史上初となる受賞となり、三戸舜介選手が、名実ともに“アルビレックス新潟の顔”となった瞬間でもありました。
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アルビレックス新潟時代は“三戸ちゃん”の愛称で呼ばれ、多くのサポーターから愛された三戸舜介選手。
在籍した3シーズンで「公式戦通算86試合出場13得点7アシスト」の結果を残し、2023年シーズン終了後に、新天地スパルタ・ロッテルダムへの移籍を決断します。
スパルタ・ロッテルダムへ移籍
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海外移籍1年目となったスパルタ・ロッテルダムでの年俸は以下の通りです。
シーズン | 年俸 |
2023-2024年 | 16万ユーロ(約2,800万円) |
現在、三戸舜介選手の年俸は16万ユーロ(約2,800万円)で、アルビレックス新潟に在籍していた昨シーズンから、2倍以上にアップしています。
オランダ1部リーグのエールディヴィジには、EU(欧州連合)圏外枠の選手に40万ユーロ(約6,400万円)の最低年俸が定められていますが、昨季はシーズン途中からの加入だったためか、その金額には達していません。
2024-2025年シーズンには、最低年俸の規定により40万ユーロ(約6,400万円)以上の年俸になる見込みです
それでは、海外挑戦1年目となった2023-2024シーズンのプレー集を見ていきましょう。
大柄な外国人ディフェンダーを翻弄する、三戸舜介選手のドリブルに注目です。
スパルタ・ロッテルダムのヘラルト・ナイカンプ・テクニカルディレクターは、三戸舜介選手獲得の経緯を次のように語りました。
「私たちは長い間、舜介のプレーを追い、彼をロッテルダムに連れてくるために多くの時間を費やしてきました。 舜介の周囲の人々や(斉藤)光毅は、彼についてポジティブでした。昨年12月、私たちは舜介に会うため、3日間の旅程で日本に行きました」
引用:Sportiva
その期待に応える活躍をみせた三戸舜介選手は、公式戦19試合出場2得点を記録。
シーズン前半戦、決定力不足に苦しんだチームの攻撃を活性化させました。
昨シーズンは、途中交代も多くありましたが、エールディヴィジのプレー強度に慣れていく来シーズンは、さらに質の高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。
三戸舜介の移籍金は?
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2024年1月、三戸舜介選手はスパルタ・ロッテルダムに完全移籍しました。
アルビレックス新潟とは2026年までの契約を結んでいたため、この移籍により移籍金が発生しています。
この時の移籍金は公表されていませんが、約2億円ではないかと推測されます。
過去に、アルビレックス新潟からクラブ・ブルッヘ(ベルギー1部リーグ)へ完全移籍した本間至恩選手(浦和レッズ)の移籍金は約1億6,000万円でした。
三戸舜介選手と同じく、キレのあるドリブルを武器に“新潟の至宝”と呼ばれていた本間至恩選手は、21歳のときに当時J2だったアルビレックス新潟から海外移籍を果たしています。
また、三戸舜介選手と同じく、Jリーグからオランダ1部リーグへの完全移籍を実現させた堂安律選手(SCフライブルク)の移籍金は約2億5,000万円と報じられています。
当時の堂安律選手は20歳で、アンダー世代の日本代表での活躍が注目を集めていました。
これら、所属クラブや移籍先リーグ、選手の実績や年齢などから推測すると、三戸舜介選手の移籍金は約2億円だと考えられます。
三戸舜介の市場価値は?
画像引用元:ゲキサカ
現在、三戸舜介選手の市場価値は80万ユーロ(約1億2,800万円)に達しており、アルビレックス新潟入団時の15万ユーロ(約2,400万円)から、5倍以上の増加をみせています。
シーズン | 所属クラブ | 市場価値 |
2021年 | アルビレックス新潟 | 15万ユーロ(約2,400万円) |
2022年 | アルビレックス新潟 | 40万ユーロ(約6,440万円) |
2023年 | アルビレックス新潟 | 65万ユーロ(約1億500万円) |
2024年 | スパルタ・ロッテルダム | 80万ユーロ(約1億2,800万円) |
三戸舜介選手の市場価値は、同世代の選手たちと比べてどの程度なのでしょうか。
パリ五輪に選出された選手たちとの比較で、具体的に見ていきます。
こちらは、パリ五輪メンバーの市場価値ランキングトップ10です。
順位 | 選手名 | 所属クラブ | 市場価値 |
1位 | 斉藤光毅 | ロンメルSK | 400万ユーロ(約6億4,000万円) |
2位 | 細谷真大 | 柏レイソル | 180万ユーロ(約2億8,800万円) |
3位 | 川﨑風太 | 京都サンガF.C. | 100万ユーロ(約1億6,000万円) |
4位 | 藤田譲瑠チマ | シント=トロイデンVV | 90万ユーロ(約1億4,400万円) |
4位 | 平河悠 | ブリストル・シティFC | 90万ユーロ(約1億4,400万円) |
4位 | 荒木遼太郎 | FC東京 | 90万ユーロ(約1億4,400万円) |
4位 | 藤尾翔太 | FC町田ゼルビア | 90万ユーロ(約1億4,400万円) |
8位 | 三戸舜介 | スパルタ・ロッテルダム | 80万ユーロ(約1億2,800万円) |
8位 | 山田楓喜 | 東京ヴェルディ | 80万ユーロ(約1億2,800万円) |
10位 | 小久保玲央ブライアン | シント=トロイデンVV | 75万ユーロ(約1億2,000万円) |
三戸舜介選手の市場価値は、パリ五輪メンバーの中で8位でした。
パリ五輪メンバーの市場価値ランキング1位は、昨シーズンまで三戸舜介選手とチームメイトだった斉藤光毅選手(ロンメルSK)。
ランキングの2位、3位には、Jリーグで活躍する細谷真大選手(柏レイソル)と川﨑颯太選手(京都サンガF.C.)が入っており、今後の海外移籍も期待できそうです。
また、パリオリンピックで躍動を続ける三戸舜介選手には、昨季プレミアリーグ2位のアーセナルが獲得候補に名前を挙げていると報じられています。
もしもビッグクラブへの移籍が決まれば、パリ世代で頭ひとつ抜け出た存在になることは間違いないでしょう。
三戸舜介のプロフィール
画像引用元:JOC日本オリンピック協会
三戸舜介選手のプロフィールは以下の通りです。
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経歴
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山口県出身の三戸舜介選手は、幼稚園の頃からボールを蹴り始め、小学校3年生のときに「原サッカースポーツ少年団」に加入。ここから本格的にサッカーを始めます。
地元、宇部市立原小学校を卒業後、中学校進学と同時に親元を離れ、「JFAアカデミー福島」へ加入しました。
2020年、JFAアカデミー福島U-18時代にアルビレックス新潟から獲得オファーを受け、翌年からの加入が内定。同時にJFA・Jリーグ特別指定選手に登録され、アルビレックス新潟の練習に参加し始めます。
2021年2月27日、J2開幕戦のギラヴァンツ北九州戦でプロデビュー。
プロ2年目の2022年シーズンはリーグ戦24試合出場6ゴールを記録し、アルビレックス新潟のJ1昇格に貢献しました。
2023年シーズン、J1第13節の横浜F・マリノス戦でJ1初ゴールを決めると、チームの主力として31試合に出場。リーグ戦4ゴールを記録し、クラブ史上初となる「ベストヤングプレーヤー賞」を受賞しています。
2023年シーズン終了後には、オランダ1部リーグのスパルタ・ロッテルダムへの完全移籍を発表。加入1年目ながら、リーグ戦19試合出場2得点の結果を残しました。
日本代表歴
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こちらは、三戸舜介選手の日本代表経歴と、主な活動内容になります。
シーズン | 代表カテゴリー | 大会等 |
2017年 | U-15日本代表 | フランス遠征 |
2018年 | U-16日本代表 | AFC U-16選手権 |
2019年 | U-17日本代表 | U-17ワールドカップ |
2020年 | U-18日本代表 | スペイン沿線 |
2022年 | U-21日本代表 | AFC U23アジアカップ |
2023年 | U-22日本代表 | AFC U23アジアカップ予選 |
2024年 | U-23日本代表 | パリオリンピック2024 |
U-15日本代表として、初めてカテゴリー別日本代表に選出されたのは2017年のこと。
その後は、カテゴリー別日本代表の常連メンバーとして選出され、U-17ワールドカップなどの国際大会に出場しました。
2023年には、パリ五輪を目指すU-22日本代表“大岩ジャパン”に初招集。2024年に開催されたAFC U23アジアカップにはクラブ事情で参加できなかったものの、パリ五輪に臨む18人の代表メンバーに選出されました。
2024年7月から開催されているパリオリンピックでは、初戦のパラグアイ戦で2得点を記録。悲願のメダル獲得へ向け、“大岩ジャパン”に勢いをもたらしています。
まとめ
今回は、三戸舜介選手の年俸や移籍金、市場価値を詳しく解説してきました。
この記事でのまとめは以下の通りです。
- 年俸:最新の年俸は16万ユーロ(約2,800万円) / 今季は40万ユーロ(約6,400万円)以上が見込まれる
- 移籍金:アルビレックス新潟からスパルタ・ロッテルダムへの移籍時に、約2億円の移籍金が発生したと推定される
- 市場価値:現在の市場価値は80万ユーロ(約1億2,800万円) / パリ五輪メンバーの中で8位の評価
身長164cmと小柄ながら、切れ味鋭いドリブルとスピードを武器に、パリオリンピックでも持ち味を発揮している三戸舜介選手。
“三戸ちゃん”の愛称でファンから愛されている彼のプレーは、今後も多くの注目を集め続けるでしょう。</span